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スズキのセニアカーが73歳の母を元気にした話 ①

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約4年前ですが、実家の母が足が痛くて歩けない状態で受診し『変形股関節置換術』という手術をしました。

 

いわゆる金属でできた人口股関節を入れる手術です。

 

左右両方とも股関節が変形していたらしく、右側は「よく今までこれで歩いていたわね、痛かったでしょう」と担当の女医先生に言われるほどだったそうで、その先生の言葉で母は手術を決めました。

 

母の歳で両方の股関節の手術は体力的に大変だろうと、

まずその今すぐ手術しなきゃという状態の右足を先にやろうということになり、手術、その後のリハビリのための入院で1ヶ月。

 

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⇧こんなの理想なんですが。

 

実際は・・・ 

母はわがままな子供のように、何が欲しいだの、これじゃダメだの。

 

やはり入院生活というのは、嫌なものなんでしょうが…。

後半は、リハビリがきついのと退院してからの生活が不安で、八つ当たりされ放題。

 

若くして亡くなった父がかなりの破天荒な人生だった分、今まで母とは同志のように仲良く普通にやってきたのですが、この時ばかりは、

 

「だまれ、このくそばばぁ!」

 

と、なんどキレかかったことか。

すみません。普段はこんなじゃないんですよ私(苦笑)

 

やっと、年内12月23日に退院が決まったのはいいんですが、この人口股関節の手術は、そのあとの生活に少しコツがいるんです。

 

 

生活はすべて洋風に

 

こう言われると洋風って?と思いますよね。

 

先生が言うには人口股関節の術後で、いちばんやっかいなのは脱臼してしまうことなのだそう。

 

だからふだん座る時も股関節を45度以上曲げないように、地べたに正座などはもってのほか、イスとテーブルで生活、

寝るときもお布団じゃなくてベッドにしなさいとのことなんです。

 

 

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ということで、使ってなかったベッドを居間の近くに運んだり、冬だったんで洋風のテーブルこたつを購入しリサイクルショップでイスもたくさん買っていろいろなところに置きました。

 

45度以上股関節を曲げないように生活する...ということは、またぐ行為、しゃがむ行為がNGなのですよね...。

 

でもその時は目先の生活のことに精いっぱいで、まだ外出とか、買い物とかのこと考えられなかったんです。

 

 

《 その時買った便利だったなもの 》

 ※写真をクリックすると楽天のページに行きます。

 

・つまづいて転ばないように夜中のトイレ用に4点杖(4箇所で支える杖)

 

 ・落としたものを拾うために先がつかめるようになってる孫の手、マジックハンド

 

・いすに座って靴下を自分ではくためのお助けグッズソックスエイド

 みんな楽天で買いました。孫の手はダイソーとかにも売ってるかもしれません。

 

もともと、手術前から介護保険を使って(要支援1と2をウロウロ)お風呂の手すりなどは付けていたのですが、さきのようなグッズもお願いできるみたいですね。

 

だいぶあとから「娘さん、これ全部自費で買っちゃったんですか?」

と介護保険の担当の方に言われました(^^;

 

こうして、やっととりあえずの術後の家の中での生活がはじまりましたが、手術をして右足は痛くなくなって楽になったぶん、左足はこれ以上酷使しないように(もう手術はゴメンらしいです)歩くのも家の近所を散歩するぐらいに・・・。

日々の買い物は私が代行して、外出もリハビリの先生と週に2回散歩程度。

 

東京といえども郊外というかはっきり言ってかなりの田舎なので、バスもなく自転車やバイクに乗らないと、お出かけできないのです。

私も仕事があり、そうそう休みの日にしか通院や外に連れていけない・・・。

 

もともと原付バイクにまたがって、ビュンビュンと買い物でもどこへでも行き、少し離れたデパートや、旅行、ジャニーズのコンサートにも出かけていた母が、家のまわりの散歩や家の中だけで生活。

 

中でもいちばんイヤだったみたいなのは・・・

 

欲しいものを人に頼まなきゃいけないこと。

 

 たとえば、食パンが切れちゃった!とか、歯磨き粉がなくなっちゃったとか。ちょっとそこまで買いに行く手段がない。

 

スーパーのお惣菜を、見て選びたいのに「何か買ってくるものある?」と聞かれれば無難なものを頼んじゃいますもんね。

 

やはり、どんどん元気がなくなってきました。

 

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ある日私がいつものように仕事が終わって夕方「なんか買ってくるものある?」と電話するといきなり・・・

 

「なんか...って言ったって、自分で見ないとわからないの!!」

って、ブチ切れられました。

 

この日から娘である私は真剣に考え 、また考え...。

 

股関節を45度以上曲げなくても、自転車やバイクのようにまたがなくても、

1kmや2km、買い物・お友達の家・お医者さんへひとりで行ける乗り物がないか

 

と、シニアカー、電動カートのことを本気で調べ始めました。

 

前置きが長くなりましたが、こんな経緯で私たち母娘はスズキのセニアカーと出会いました。このあと、現在の母の愛車スズキのセニアカーがやっと登場します。