【②巨大子宮筋腫・子宮全摘】入院2日目(手術当日)

f:id:outblue69:20170617173541j:plain


 入院2日目。

いよいよ本日午後、子宮筋腫の子宮全摘開腹手術をします。

コワいよ・・・

5:00 昨日の浣腸が効きすぎで、またトイレ。

ドラールという眠剤は効かず、夜は一睡もできなかった。

朝方ほんと、数十分うとうとした程度。

いつもは爆睡の私でも、神経高ぶっちゃうとこうなるんですね・・・

 

トイレで全部出したらすっきりしちゃって、ちょっとスマホ見たりまったり。
 
6:00 とどめの浣腸。(また、やるんかい!)

もう、水しかでない。

 

この日まで人生最後の生理のためおむつをしていたのですが、オペ用にふつうのショーツとナイト用ナプキンに取り換えた。

お友達だったこのおむつとも、今日でお別れ。 

ロリエ 超吸収ガード 安心ショーツ 5コ入

ロリエ 超吸収ガード 安心ショーツ 5コ入

 

 絶食なので、とりあえず降圧剤のみ朝飲む。

水分は10時まで飲めるから良かった(^^♪

 

7時半、洗顔。

9時、点滴を入れる。(なんの点滴か忘れました)

「手術着に着替えてくださいね。」と言われてブルーの手術着に着替えました。

 

これを着ると、ああ手術なんだなーと、だんだん近づいてくる感じが・・。

 

9時45分、血栓予防のための弾性ストッキングをはかせてもらう。

(これは、入院中ずっとはいていて、退院の時に返すのかと思ったらコストに入っているとのこと、むくみを感じたらはいてます)

 

11時、麻酔がよく効くようにする安定剤の筋肉注射。

(たぶん看護師さん、そんなニュアンスだったと思う)

そして手術立ち合いの実家の母が早めに到着。

「談話室でちょっと食べてくるね」と。

そうだよね、もしかしたら夕方になるかもしれないのだもの・・・。 


11時45分。

 

いよいよ、手術室へ。

行くときは、看護師さんと母と私の3人で歩いていく。

母は障がい者手帳を持つ杖歩行のため、私とどっちが手術??みたいな構図になって笑ってしまった。

ちょっとリラックスした。
 
手術室の入口で若い看護師さん2人が笑顔で待っていてくれて、その対応もまるでスタバとかカフェにでも入ったみたいな感じ。

これには、恐れ入りました。

きっと、手術室に入るときは誰でも緊張するから、ああやって明るくwelcome!な感じにして下さってるのでしょうね。

 

メガネをあずけると、もうぼやけてわからない。

母に「じゃ、行ってくるね」と言って中へ。

 

昨日お会いした麻酔科の先生も、挨拶してくれたけれど、ど近眼のため見えない。

 

ここからは、めっちゃ緊張していてあまり覚えてないのですが・・・

手術室へ入って、髪を覆うネットのようなものをかぶせてもらい、台の上に横になった。


「お名前をフルネームでお願いします。」
「〇〇〇〇です。」
 
「ひざをかかえるような姿勢がいいですね~」と先生は終始ソフトな感じ。

(みなさんのブログでみた、エビのような体勢ということでしょうね)

 

私をおさえてくれている2人の若い看護師さんが

「緊張しちゃいますよねー、体震えてますもん。」

「え?震えてます?じゃあ無意識なのかなー」

などと軽い会話をわざとしてくれます。

 

そして、 いよいよ不安だった麻酔。

硬膜外麻酔は、みなさん痛いんだろうと心配されている方も多いと思いますが、チクって感じです。今となっては術後の痛みのほうが強烈ですからね。

 

そのあと、先生から「どこかピリッとするところがあったら教えて下さいね」と
 言われ、左の腰の部分が電気に触れたみたいにピリッとしたのでそれを伝えたところで私の記憶がなくなっています。

   ・
   ・
   ・
   ・
   ・
   
「〇〇さん、終わりましたよ~。」

 なんとなくストレッチャーで移動してるときに、家族(手術後は母と、夫、義妹)に声をかけられたような記憶が・・・。

 

手術は13時~16時の3時間。

 

母と義妹は帰り、夫と酸素マスクごしに二言三言、冗談も話して、「じゃ、明日また来るから」と帰っていきました。

そういえばこの時夫が、ナースコールをベッドの手元にくくりつけてくれたのが最後まで便利でしたね。
 
 
その後、うつらうつらして起きたら足にはフットポンプが、布団が3枚もかかっていて、暑くて暑くて、でも耐えていたら、検温の時に「汗びっしょりだねー」と看護師さんが気がついてくれました。

 

またまた、長い夜。

 

座薬を入れてもらっても痛い。

傷なのかお腹の中なのかわからないけれど。

髪の毛をかきむしって痛みを散らそうとしていたら、夜勤の看護師さんに「痛かったら我慢しないで注射打ちますよ」と言ってもらい、筋肉注射を打ってもらった。

看護師Sさんが、白衣の天使に見えました。

 

時計を手元に置いていましたが、早く朝になってほしいと思って何度見ても全然時間が経っていなくて・・・。

 

これ。

真ん中の黒いボタンを押すとライトがつきます。980円でした。

なかなか、よかった。

f:id:outblue69:20170618103241j:plain


みんなが言ってた、動けなくてつらいけど、なるべく寝返りを試みたほうが術後の腸閉塞予防にはいいという教えを思い出し、一生懸命ベッドの柵につかまって、自らの体をゴロゴロさせてました。

寝返りというには、ほど遠いですが・・・。

あの時は必死だったな。

痛い。とにかく痛い。

そしてたぶん熱が出て熱い。

また今夜も一睡もできませんでした。

早く、朝が来てくれないかな・・・・・。

 

言い忘れましたが、取り出されたものはなんと

2500g でした。

もう、胎児並みです、出産の域です・・・・