右耳がたまにボコボコいうようになって2週間が経とうとしたある日。
通勤のため車を運転していました。
地元では『山越え』と言われている道があるのですが...
左側は山の斜面、右側は線路が道路と並行に走っています。
そこを抜けるとき、突然耳の奥で(この時は両耳に感じました)新幹線や飛行機の水洗トイレを流したようなゴォーっっという音がして、しかも左側になんとなくハンドルを取られるような。。。
コワい!
運転中にパニックになり・・。
さすがに耳か三半規管が何かおかしいと思い、近くのスーパーの駐車場に車を留めて少しお茶を飲んで落ち着いてから職場に電話し、訳を話して耳鼻科を受診しました。
耳鼻科なんて子供の頃中耳炎で連れてこられて嫌な思いしかないし、現在では実家の母を車に乗せてってあげるぐらいで長いこと縁がなかった。
だからその耳鼻科も実家の母が「よく診てくれる優しい先生だよ」というので行ってみたのです。
...で、耳鼻科でまず聴力の検査し、診察で症状を話しました。
先生はちょっと神妙な面持ちで「ちょっとこのカレンダーみて。いちばんはじめの症状は何月何日の何時ごろか思い出して。これ大事なことだからね」
幸い、最初の症状が祝日でしたので覚えていて「11月3日の昼前ぐらいです。」と正確に答えられたのは良かったのですが...
「え??もう2週間経ってるじゃない!!どうしてすぐこなかったの?
自分の耳でしょ、片方聞こえてないんだよ」
って検査結果を見ながら矢継ぎ早に怒られました。ショボン(._.)
心の中では(なんで怒られるの~?母は優しい先生って言ったんだけど。。。)って思ってましたが、そのあと、先生から「これは突発性難聴という病気です。」と言われてやっと怒った理由がわかりました。
突発性難聴・・・。
原因は主にストレスからといわれていて、72時間以内にステロイド剤などの投与で治療をすればほぼ完治。2週間、1ヶ月ほおっておけばそれだけ治る確率が少なくなるんだそうです。けっして大げさではなく聴力が一生戻らない人もいると。
だから先生が、なんですぐ来なかったの?って言ったんですね...。
病名は良く聞くけど、まさか自分の身に起こるとは。
ただの耳垢つまり??なんて軽く思っていたのに。
片耳このままだったらどうしよう。
不安な気持ちで、これからどう治療していくか先生と相談しました。