夕方から夜にかけて襲ってくる、市販薬では効かない頭痛に悩まされ、頭痛外来を受診して、３０代後半なのに血圧が異常に高いことがわかった私。
紹介状を持って母が血圧の薬をもらっている近所の内科を受診しました。
血圧か・・・。
今まで気にしたこともなかった私は、自分なりに勉強しました。
「血圧とは、血液が血管内を流れる時に血管の壁を押し広げようとする力で、心臓が収縮する時が上、拡張する時が下の血圧だということ。」
「高血圧をほおっておくと血管に負担がかかり、血管の壁が厚くなることによって弾力性が無くなる→動脈硬化が進行→心臓、脳に負担→命の危険」
・・・簡単すぎるかもしれないけど、まぁこんな風に理解した。
また、私はたまたま夕方の頭痛が憂鬱で、何とかならないかとアクションをおこしてわかったけれど、自覚症状がなく放置してしまうと、ある日突然生命を脅かす
サイレントキラー（沈黙の殺し屋）と言われているんだそうだ。
だから、看護師の友人が「いま血圧が高いってわかって良かったね。」と言ってくれたんだな・・・。
本態性高血圧と二次性高血圧
まず頭痛外来に行った経緯をお話しして、血圧を測るとやはりその日も１５８－１０３という異常値。
さすがに頭痛外来では待合室にあった血圧計だったからか、上が１８０近くだったが、そこまではなかった。
あのときは、病院のスタッフも動揺していたな…。
内科の先生が、
「う～ん。完全に高血圧なんだけど・・・。まだ若いし食生活も乱れている感じではないから遺伝やストレスからの高血圧だと思うけど、もし他の病気から一時的に血圧が上がっているということもあるから、採血と採尿して検査をするね」
と、言って検査をしてもらいました。
高血圧症の人の９５パーセント以上は、遺伝や加齢、高食塩などが疑われる原因が不明の本態性高血圧、５パーセント未満の方は腎臓病、糖尿病、膠原病などの疾患によって引き起こされる高血圧症のことを二次性高血圧と呼んでいるんだそうです。
その検査結果を聞きに行くまでの１週間、ブロプレス錠という降圧剤が処方され長い付き合いのお薬生活が始まりました。
そして検査の結果は、他の病気からではなく、本態性の高血圧。
父も母も相当な高血圧ですので、おおかた遺伝でしょう・・・
お味噌汁やラーメンのお汁、お新香など食べ過ぎないよう注意です。
血圧の薬について。
血圧の薬といっても、カルシウム拮抗剤、ARB、利尿剤など種類がたくさんあります。
私が、いちばんはじめに処方されたブロプレス錠。これはARBだそうです。
よく、グレープフルーツと併用するとお薬が効きすぎて血圧が過度に下がってしまうという薬はカルシウム拮抗剤です。
血圧のお薬を飲み始めたころは、多少ふらついたりするのは血圧が下がっているから慣れればおさまってきます。
けっこう長い間ブロプレスを飲んでいましたが、今から５年位前に、上が１４０～１５０をウロウロするようになってしまい、ブロプレスでは効きが足りないのかも・・と先生に相談したところ、ブロプレスと、カルシウム拮抗剤２つのお薬をプラスしたユニシア配合錠に変えてもらいました。
このユニシア配合錠、５年飲んでいますが１日朝１回でいいし、上１２０ー下７５の状態が安定しています。
そして、薬を飲んで血圧が安定してきたら、あんなに悩んでいた夕方の頭痛が、きれいさっぱりなくなりました。
これが、１番うれしかった。
もちろん今のお薬はカルシウム拮抗剤なので、グレープフルーツ関係はＮＧ ですが、それは仕方ないです。
人によっては合わないお薬もあるようですので、医師とよく相談して服用しましょう。あと一生お薬は嫌だと、自己判断で薬を止めるのは危険です。
自分の命、自分の体のことを真剣に考えたら血圧のコントロールは大事なことなんです。
さきほども書きましたが、高血圧は気がつかないと突然コワい事になりうるので、もし私のように夕方の頭痛が気になる方、市販薬が効かない頭痛にお悩みの方、血圧を疑ってみてくださいね。
この記事が皆さまのお役に立てると嬉しいです(^^)/
